当院の概要


ごあいさつ

医療法人回精会 北津島病院長 睡眠医療センター長 野島 逸

当院は、昭和50年に開院して以来、精神科専門病院として、統合失調症を中心に地域に根ざした診療を行ってきました。

昨今、時代の変遷とともに精神科治療のニーズは大きく様変わりしようとしています。統合失調症は、治療薬の進歩に伴い軽症化し、治療の場は入院から外来へ移ってきています。メディアで取り上げられることも増え、中には病名を公表して働き続ける有名人もいます。
うつ病も、入院を要するような重症例は減り、全体的に軽症化してきています。また、「うつ」がマンガのタイトルになるほど認知度が大きくなってきた反面、現代型うつ病に代表されるような新しい病像も見られるようになり、うつ病の診療は大きく変化しています。
アスペルガーやADHD、パニック障害や強迫性障害、高次脳機能障害なども社会に認知されつつあり、教育や産業の場での精神科医療のニーズも高まってきています。
睡眠についてもその重要性が広く知られるようになり、不眠や過眠などを扱うサイトも増え、睡眠時無呼吸症候群だけでなく、むずむず足症候群やレム睡眠行動障害など、他の睡眠障害もメディアで取り上げられることが増えてきました。
また、高齢者の増加と共に認知症の患者数も激増、周辺症状の入院治療が精神科病院の大きな役割として認知されるようになってきました。レビー小体型認知症など、非アルツハイマー型の認知症もメディアに登場するようになりました。
こうした中、当院でも時代のニーズに合わせて診療のあり方を変えていかなければなりません。そのため、平成27年4月からは「もの忘れ外来」を開設し、関連施設の憩の泉や桜の里との連携もさらに強化し、認知症診療に更に力を入れていきます。MRI・SPECTなど大きな機械を必要とする検査は、稲沢市民病院、稲沢厚生病院(旧・尾西病院)、津島市民病院などと連携して行い、診断精度をさらに向上させます。また、認知症に伴う周辺症状に関しては、引き続き入院での治療を積極的に受け入れていきます。
一方、統合失調症やうつ病、パニック障害などの、いわゆる内因性精神疾患については、アウトリーチ部門の体制強化を図っています。具体的にはデイナイトケア「あおば」を開設、デイケアも新たに「いっぽ」と名づけ、更に内容を充実させました。今後も訪問看護部門を強化し、関連施設であるいぼりの里とも協力して就労移行支援など社会復帰にも力を入れ、通院治療に軸足を置いた治療環境を構築していきます。

当院は、平成27年に開院40周年を迎えます。次なる10年に向けて、ハード・ソフトともに更なる充実を目指します。
北津島病院は、こころとからだのより良い癒しを求め、常に歩み続けます。

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プロフィール

経歴
昭和45年(1970)
愛知県名古屋市生まれ
昭和50年(1975)
北津島病院開院とともに平和町に転居、六輪保育園・六輪小学校卒
平成元年(1989)
滝高等学校卒業
平成8年(1996)
獨協医科大学医学部卒、神経内科学教室入局
平成13年(2001)
名古屋市立大学・精神医学教室入局
平成14年(2002)
同大学病院・救急部助手
平成15年(2003)
厚生連尾西病院精神科に派遣
平成17年(2005)
豊川市民病院精神科に派遣
平成19年(2007)
東京医科大学霞ヶ浦病院(現・茨城医療センター)神経内科入局
平成23年(2011)
現職
自己紹介
獨協医大で睡眠診療の、名市大でEBMの、東京医大茨城医療センターで頭痛診療の基礎を学び、睡眠障害全般の他、各種頭痛、認知症、変性疾患など神経内科全般について診療を行っている。また、西洋医学のみならず、漢方診療も積極的に行っている。
全国でも珍しい(と自分では思っている)、“精神科もわかる、現役の神経内科専門の医師”として、身体合併症を持つ精神科患者様や精神症状を来たした身体疾患(認知症含む)患者様の診療に力を入れている。
資格
日本内科学会 認定内科医
日本神経学会認定 神経内科専門医
精神保健指定医
臨床研修指導医
所属学会
日本神経学会
日本内科学会
日本睡眠学会
日本臨床神経生理学会
日本神経治療学会
日本老年精神医学会
日本精神神経学会
日本褥瘡学会